【贅】 18画 貝(11) 1級
[音] | セイ |
ゼイ |
[訓] | いぼ |
こぶ | |
むだ | |
よけいな | |
いりむこ |
《意味》
【贅】ぜい
【贅言】ぜいげん
余計な言葉。また、それを言うこと。贅語。冗語。
「贅言を弄する」
【贅沢】ぜいたく
【贅沢三昧】ぜいたくざんまい
思いのままに贅沢にふけること。
【贅肉】ぜいにく
体に必要以上についた、脂肪の多い肉。太りすぎの余分な肉。
「運動不足で贅肉がつく」
【贅肬】ぜいゆう
こぶや、いぼのような無用の肉。
無用なもののたとえに使う。
【贅六】ぜいろく
関東人が、(抜け目のない)関西人をあざけって言う語。
才六のなまりと言われる。「ぜえろく」とも読む。
【附贅懸疣】ふぜいけんゆう
役にたたない余計なもののたとえ。目障りで余計なもののこと。
くっついているこぶと、ぶらさがっているいぼの意。
「附」は「付」、「懸」は「県」、「疣」は「肬」とも書く。
【疣贅】ゆうぜい
いぼ。
《字源》
正字は「」で、「(せい)+貝」。
「」は「祟+又」。
「祟」は呪霊をもつ祟りを為す獣の形。
これを用いて呪術を行うことを「」といい、その費用を「贅」といった。